衛生管理者一発合格講習会[オンラインセミナーもございます]
2021/10/25
衛生管理者試験に短期合格を目指す方へ
衛生管理者試験を受験される方の勉強方法として、過去問題をひたすら解く方法があります。
この方法が有効な場合もあれば、これでは内容が理解できない問題もあります。
例えば、令和3年10月公開の第一種衛生管理者試験において、次のような問題が出題されています。
問15 厚生労働省の「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」において示されている化学物質等による疾病に係るリスクを見積もる方法として、適切でないものは次のうちどれか。
(1)発生可能性及び重篤度を相対的に尺度化し、それらを縦軸と横軸として、あらかじめ発生可能性及び重篤度に応じてリスクが割り付けられた表を使用する方法
(2)取り扱う化学物質等の年間の取扱量及び作業時間を一定の尺度によりそれぞれ数値化し、それらを加算又は乗算等する方法
(3)発生可能性及び重篤度を段階的に分岐していく方法
(4)ILOの化学物質リスク簡易評価法(コントロール・バンディング)を用いる方法
(5)対象の化学物質等への労働者のばく露の程度及び当該化学物質等による有害性を相対的に尺度化し、それらを縦軸と横軸とし、あらかじめばく露の程度及び有害性の程度に応じてリスクが割り付けられた表を使用する方法
実務で化学物質のリスクアセスメントを実施したことのない方であれば「何じゃこれは?」といった感想を持たれるかもしれません。
ただし、弊社「衛生管理者一発合格講習会」を受講されれば大丈夫です。
ポイントは、リスクの定義とは、「重篤度(ケガや病気の酷さ)」と「発生可能性」の組み合わせで表現されるものだということです。
ということで、順番に確認してみると
(1)「発生可能性」と「重篤度」
(2)「年間の取扱量」と「作業時間」
(3)「発生可能性」と「重篤度」
(4)「コントロールバンディング(有害性)」
(5)「ばく露の程度」と「有害性」
となります。
この中で、有害性は重篤度、年間の取扱量と作業時間はばく露の程度、ばく露の程度は発生可能性に繋がるので、そのように書き直すと
(1)「発生可能性」と「重篤度」
(2)「発生可能性」と「発生可能性」
(3)「発生可能性」と「重篤度」
(4)「コントロールバンディング(重篤度)」
(5)「発生可能性」と「重篤度」
となります。
条件を満たしていないのは(2)および(4)となりますが、このうち(4)「コントロールバンディング」については、有害性のみで評価する簡易なリスクアセスメント法として認められていますので、回答としては(2)が間違いということになります。
このように、理論的な思考を持って考えればこんな分かりにくい文章を丸暗記する必要がなく、そういった考え方を学んでいただくのが「衛生管理者一発合格講習会」です。
費用も掛かりますし拘束時間も長いですが、短期に、確実に合格するためにはぜひご検討いただきたい講習です。
一度受講されれば、合格されるまで何度でも無料で再受講が可能です。
オンラインでの講習会も定期的に開催しておりますし、コロナ感染予防対策を徹底した実会場における講習会も計画しています。